2005年08月25日

ギター小僧回想記2

中学入学と同時に、入学祝にエレキギターやベースを買ってもらう連中がチラホラいました。小学校卒業前に、中学に入ったらバンドを組むという約束があったからです。

そんな恵まれた連中を横目に、私は白いギターと過ごす日々が続きました。うちの親はエレキなど弾かれたらうるさくてたまらん&勉強しないで成績が上がらんという理由で、エレキギターの購入には反対の一点張りでしたから。

エレキを購入するまでに、なんとかテクを上げておかなくては!と思い、秘策を講じました。白いギターのガット弦を外し、すべてエレキ用のスチール弦に張り替えたのです。チョーキングも楽勝です。

さすがにサウンドはしょぼい音しか出ませんが、これで私は来るべきエレキデビューに備えて、猛練習の日々を送り続けました。

念願のエレキギターを購入したのは、中学2年の秋です。このブログでレッド・ツェッペリン「狂熱のライブ」のレビューにもあるとおり、ジミー・ペイジになるべく、グレコのレスポールモデルを購入しました。

楽器店から大量にいただいてきたグレコのカタログを、穴が開くほど眺める毎日を送っていた日々が、ようやく報われるときが来ました。ところが、このカタログには大きな落とし穴がありました。

カタログではグレコのEG700には4種類のカラーが用意されていました。チェリーサンバースト、サンバースト、タバコブラウン、ブラックです。

チェリーサンバーストとサンバーストの違いがよくわかりません。気のせいか、サンバーストのほうが、ちょっといい色に見えます。ホントに気のせいでした。楽器店に注文したサンバーストのマイ・レスポールを受け取りに行ったとき、そこにあったのはカタログとはまったく違う色のレスポールでした。

グエ!変な色!!おっかしい。カタログではマブイ色だったのに・・・

そのときのショックは、かなり大きなものでした。どうしよう。こんな色イヤだ。

キャンセルしてチェリーサンバーストを注文しなおせば良かったんです。それだけのことです。でも、もう一日も待てないんです!今すぐレスポールが欲しかったんです。

困った・・・と店を見渡すと、上段の棚に夕日を浴びて輝くレスポールがありました。「ん?これは!」

店員に訊くと、これもグレコのEG700で、色はタバコブラウンだそうです。「渋いじゃん!」

憧れのチェリーサンバーストじゃないけど、タバコブラウンはカタログで見るよりも、ずっといい色です。「こっちにして!」

バカです。あのときの俺に「落ち着け!」って言いたいです。でもバカなガキはタバコブラウンのEG700を買ってしまいました。7万円も出して。

色はチェリーじゃないけど(俺はチェリーだったけど)、念願のレスポール、ゲットです!その日は抱いて寝ましたが、硬いし危ないのですぐやめました。

これでもうダチの奴らにゃ負けねえ!今日から俺はジミーだ!白いギターよサラバ。お前のことは忘れないよ。

色はチェリーじゃないけど(しつこい?)、このギターが以後、私の宝物になりました。

もっと続く・・・
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2005年08月21日

ギター小僧回想記1

このブログをご覧になっている方は、プレイヤーでもある方も多いと思います。皆さんが楽器を始めたきっかけはなんでしたか?

普通は好きなアーティストがいて、その中の好きな曲が弾けるようになりたいとか、小さい頃にピアノを習わされていたというきっかけが多いんでしょうね。

私がギターを始めたきっかけは、「キカイダー」でした(笑)

赤いギターを弾きながら登場するジローに憧れて、オヤジに「ギター買って!」とねだりました。
で、オヤジが買ってきてくれたのが白いギター!俺は奇人でも変人でもねえ!と思いつつ、なんかカッコ悪いギターという印象でした。

お袋はせっかくギター買ったんだから習いに行けと言ってましたが、キカイダーになりたかっただけなので、習い事しようとはサラサラ思いません。
教則本が一冊買い与えられ、その本を見ながらちょっと練習しましたが、課題曲が「湯の街エレジー」とか「荒城の月」。ヤングな小学生が知ってるわけない曲ばかりでした。唯一知っていた曲が「シクラメンのかほり」。3つか4つのコードをジャンジャンとストローク弾きできるようになったことで満足し、その後ギターは放置され続けました。

小学校5年の頃、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの「知らず知らずのうちに」という曲を聴いて、イントロを耳コピーしたのが、またギターを弾き出したきっかけです。

一発目のチョーキングがわからず、どうしたらスィ〜っと音が伸びるんだろう?と試行錯誤。何気なく弦を指で押し上げてみると、ピヨ〜ンといい感じ。これだ!と大発見に喜び、白いガットギターで音を拾ってました。

6年生になると、クラスでビートルズがブレイク。友達連中も一斉にギターを弾き出しました。
当時の担任がクラシックギターを弾く人で、教室にギターが置いてあり、休み時間になると奪い合うように覚えたての曲を披露しあう毎日でした。

周囲にギター人口が増えると、モチベーションも上がります。誰よりも早くFのコードが押さえられるようになるため、日夜地獄の特訓を敢行しました。教室のギターでFをボロ〜ンと鳴らしたとき、友達がみんな「すげ〜、Fだ!」(爆)
それ以降、他の連中をリードするべく、いつのまにか毎日真面目にギターをかき鳴らす日々が始まりました。

続く・・・
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テキサス・ハリケーン

スティーヴィー・レイ・ヴォーンというギタリストを、長いあいだ聴きそびれたまま過ごしていました。

20年近く前、まだ社会人になって間もない頃、行きつけのCDショップで「ライブ・アライブ」というCDのジャケットをよく目にしました。

アイボリーのストラトキャスターを弾いているジャケットに興味がそそられたものの、何故かいつも違うアーティストのCDを購入して、ついに「ライブ・アライブ」を購入することはありませんでした。

そのままスティーヴィー・レイ・ヴォーンの名前は記憶の奥深くに埋没したまま、何年もの月日が流れました。

久しぶりにその名前を目にしたのは、新聞に掲載された彼の死亡を知らせる小さな記事でした。「あのギタリスト、死んだんだ」くらいにしか思っていなかったのですが、あとでエリック・クラプトンがインタビューで、スティーヴィーが亡くなる直前のライブがいかにものすごかったかを語っていました。

スティーヴィーは彼のバンド「ダブル・トラブル」と一緒に、エリック・クラプトンのツアーに参加し、クラプトンのスタッフと共にヘリコプター事故で亡くなったそうです。

クラプトンのインタビューを読んで、急にスティーヴィー・レイ・ヴォーンが聴きたくなり、最初に買ったのが、「Couldn't Stand The Weather 〜テキサス・ハリケーン〜」です。

やたら勢いのある「スカットル・バッティン」から始まり、イントロがメチャカッコイイ「テキサス・ハリケーン」、「ヴードゥー・チャイル」では本家ジミ・ヘンに引けをとらないほどの名演、ラストの「スタングズ・スワング」はジャズ風味の利いたクールな曲と、今でもこのアルバム「テキサス・ハリケーン」がスティーヴィーのアルバムでは一番のお気に入りです。

スティーヴィーのギターサウンドは、テンションが強いと言うか、張りのある太い音が特徴的です。実際に、かなり太いゲージの弦を張っていたそうです。

ストラトはギブソン系のギターに比べてテンションがきついので、太い弦を張れば、かなり指の力が強くないとチョーキングが苦しいはずです。そこを気合と根性で押し上げるのが、スティーヴィー流のテキサス・ブルース魂なのかもしれません。

もしあなたがブルースに興味があって最初に聴くアーティストに迷っているなら、スティーヴィー・レイ・ヴォーンを勧めても恨まれることはないでしょう。

そして数あるアルバムから最初の一枚は?と訊かれたら、「テキサス・ハリケーン」と答えます。




2005年08月16日

Heart

今じゃすっかり貫禄のあるオバサンとなってしまったヴォーカルのアン・ウィルソンですが、知る限りの女性ボーカリストでは一番好きです(歌が)。ハードな曲ではド迫力に、バラードでは切なく情感たっぷりにと、天賦の歌声を聴かせてくれます。

初めてHeartを聴いたのが、「Brigade」というアルバムです。完成度の高い曲が豊富に揃ってますが、「All I Wanna Do Is Make Love to You」は、何年か前に車のヘッドライトメーカー KoiTo(小糸製作所)のCMで流れていました。この曲を聴くと、広い道を車で淡々と走り続けたくなる気がします。

ただ他のアルバムも何枚か聴いたけど、全部集めようとまでは思いませんでした。Heartはこの時期あたりが良かったようで、メロディアスな曲じゃないと聴いてて退屈しますし、アン・ウィルソンのボーカルも光らない気がします。

と言うわけで、Heartなら「Greatest Hits」がいいでしょう。「All I Wanna Do Is Make Love to You」はもちろん、「Never」や最高のバラード曲「Alone」も入ってます。

ところでテレビのCMでは、よく70年代から80年代の洋楽が使われますよね。きっと当時聴いてた人たちが選曲してるんだろうなぁと思うと、ちょっと嬉しくなります。




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2005年08月15日

Machine Head

中学時代、音楽の時間に聴かされたクラシックは退屈だったけど、Deep Purpleを聴くようになってクラシックの良さを知りました。と言っても、全部がいいとは思いませんが。

「Highway Star」と「Smoke On The Water」は、ロック好きな人じゃなくてもこの2曲は知ってるくらい有名な曲ですし、当時のギター小僧には必修曲でもありました。私も中学時代必死になって練習した曲です。この2曲が弾けて、初めて一人前の初心者になれたと実感しました。

当時「ロックギター教室」って本に「Smoke On The Water」が練習曲として取り上げられていて、お手本の演奏の他にスローテンポとカラオケバージョンが収録されたソノシート盤が付いてました。

ソノシート盤なんて若い人は知らないでしょうが、ペラッペラの薄いレコードです(レコードはわかるよね?)。今はCDが本に付いてますけど、当時はソノシート盤でも音が聴ける付録ってのが貴重だった時代です。この本でDeep Purpleを知って、小遣い貯めて買ったのがこのアルバムでした。

音に関してはハードロックというほどハードじゃないです。むしろその前の「In Rock」よりもポップな印象ですが、軽めなサウンドとポップな楽曲がマッチしてます。佳作揃いのアルバムで、上記の2曲以外にも「レイジー」などいい作品が揃っていますが、上記の2曲が収録されているというだけでも、このアルバムの価値はありです。

Deep Purple はLed Zeppelinよりも音が拾いやすかったんで、アマチュアバンドではDeep Purpleをコピーするバンドが多かったように思います。今バンドをやってる若い人たちにも聴いて、そしてコピーして欲しいアルバムです。


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ローズ

伝説の歌姫ジャニス・ジョプリンをモデルにしたと言われるロック映画の名作「ローズ」。

シンガーとして頂点を極めながらも、ドラッグや男におぼれ、破滅への道を全力で駆け抜けていった女性アーティストを、ベット・ミドラーが好演しています。

歌うこと以外に自分を認められない。名声を得た代償として失ったもの。そんな苦悩と葛藤が全編に渡って演じられています。

ベット・ミドラーはロックシンガーではないけれど、この映画を見ると見事なはまり役と感じさせるほどロックしています。

酒とドラッグと男におぼれる、どうしようもない女。でもそんな女性が男にとっては放っておけない、「いい女」に思えてしまうのは私だけでしょうか?

自分に正直に素直に、そして思いっきりストレートに生き抜いた生き方。

自分がしたくてもできないからこそ、ローズに惚れてしまうのかもしれません。


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CCR

「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」というのが正式なバンドの名称らしいですが、「CCR」というほうがわかりやすいでしょう。

CCRはカントリーミュージックをベースにした、アメリカンらしいサウンドのバンドですが、活動中にはすさまじい数のヒット曲を連発したスーパーバンドでもあります。

代表曲には「プラウド・メアリー」や「雨を見たかい(Have You Ever Seen The Rain?)」などがありますが、タイトルは知らなくても、「なんか聴いたことある」曲も多いはずです。

リーダーであるジョン・フォガティはベトナム戦争にも徴兵された経験を持つなど、アメリカの光と影を体験した人物ですが、英語のわからない私にとっては、CCRのサウンドはアメリカらしく陽気なイメージばかりを感じてしまいます。

CCRをリアルタイムで知っている世代の方は、歌詞のメッセージ性などにも薀蓄を持っているでしょうが、遅れて聴いた世代の私にとっては、ゴキゲンなヤンキーバンド(日本のヤンキーじゃなくて)というイメージしかありません。

しょっちゅう聴いているアルバムではありませんが、時々とっても聴きたくなってしまう、そんな1枚です。


posted by グレコ at 15:44| Comment(0) | TrackBack(1) | CCR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

ダウンタウン・ブギウギ・バンド

小学生時代、音楽に興味を持ったきっかけが「ダウンタウン・ブギウギ・バンド」でした。

リーゼントにサングラス、そして白いツナギでトッポくキメた「なんか面白いバンド」。学校で友達とギターの弾き真似しながら歌ってました。これが私にとってロック初体験。それまで音楽はテレビの歌謡曲しか聴いたことがなかったガキにとっては、かなりの衝撃でした。

「スモーキン・ブギ」から「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「カッコマン・ブギ」と、売れ線狙いのギャグ調ロックと続いたあとは、「裏切り者の旅」や「涙のシークレットラブ」では胸キュンなバラードを聴かせてくれた幅の広さは、宇崎竜童の作曲センスもすごいが、各メンバーの実力あってのものでしょう。

特に和田静男のギターは、曲の持ち味を何倍にもするくらい、どの曲も素晴らしいプレイです。

「涙のシークレット・ラブ」には、今でも覚えていることがあります。小学生時代に通っていた英語塾の美人な先生にこの曲のレコードを聴かせて欲しいと頼まれ、次の授業のときに持っていきました。

先生は小さなレコード・プレイヤーでこの曲を聴きながら、うつむいて、しんみりとした顔をして聴いていました。あとから思ったんですが、あの頃先生はシークレットラブ真っ最中だったんじゃないかなぁ?


今回紹介する「シングルズ」は、ダウンタウン・ブギウギ・バンドが発表したシングルレコードをA面B面漏れなく、発売順に収録したベストアルバムです。

一曲ごとに当時の思い出なんかが甦ってきちゃって、あれからいつのまに、こんなに時間が過ぎたんだろうと、ちょっと切なくなったりもするアルバムでした。

インスタントなJポップじゃなく、こんな音楽をリアルタイムで聴くことができたってことが幸せだったと感じます。



posted by グレコ at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本のロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

Bent Out of Shape

レインボウ裏の名盤と言われる1枚です。全曲ハズレなし!

ボーカルはこのアルバムからジョー・リン・ターナーですが、ジョー・リンの作曲センスが大きく影響していることがわかります。

「ストリート・オブ・ドリームス」は切なさ感じる名曲で、ワビサビのある日本人受けするメロディーが良し。

Rainbowはロニー時代とジョー・リン時代でファンの意見が分かれますが、聴きやすさという点ではジョー・リン時代に軍配が上がるかもしれません。

リッチーには、いつまでもキャンディスといちゃついてないで、もう一回ジョー・リンと一緒にレインボウやって欲しい!と願わずにはいられません。


posted by グレコ at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Rainbow | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Down to Earth

リッチーが思い切り売れ線狙いに走った、賛否両論だったアルバムです。いや、否定論のほうが圧倒的だったような。でもロニーがヴォーカルだった頃とは別のバンドと思えば、ポップロックアルバムとしていい作品です。

当時は、REOスピードワゴンやボストンのような軽く耳ざわりのいいアメリカンロックが売れ線で、中世ヨーロッパ志向や長〜い曲ではメジャーになれないと判断したんでしょう。そのためFMでオンエアーされやすいようにタイトにまとまった印象ですが、それが功を奏して聴きやすいアルバムに仕上がっています。

このアルバムが発売された頃に少年ジャンプで、高校生が学園祭で「Eyes Of The World」を演奏するっていうマンガが掲載されてたんですが、なんというマンガだったのか思い出せません。ギタリストの名前は「音無 六助」って名前だったはず。誰か知ってたら教えてください。

当時は賛否両論とはいえ、このアルバムは好きでした。




posted by グレコ at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | Rainbow | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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